SONY α7C II (ILCE-7CM2) レビュー

カメラ関係

    SONY α7C II レビュー|一年間使用して感じたこと


    本体画像


    本体性能(概要スペック)

    発売年2023年9月
    重さ約514g(バッテリー・メモリー込み)
    サイズ124.0 × 71.1 × 63.4 mm
    有効画素数約3,300万画素
    センサーフルサイズ裏面照射型 Exmor R CMOS
    画像処理エンジンBIONZ XR + AIプロセッシングユニット
    ISO感度静止画:ISO 100–51200(拡張 50–204800)、動画:100–51200
    連写性能10コマ/秒(AF/AE追従、電子/機械シャッター)
    手ブレ補正5軸IBIS/最大7.0段分
    ファインダー約236万ドット OLED/0.7倍
    モニター3インチ バリアングル タッチLCD(約103.6万ドット)
    動画記録4K30p(10bit 4:2:2)フルフレーム、4K60p(10bit 4:2:2)Super35クロップあり
    カラープロファイルS-Log3 / S-Gamut3.Cine、S-Cinetone
    メディアSDカード(UHS-II対応、XAVC S-IはV90推奨)

    使用感レビュー

    コンパクトなのにしっかり握れるグリップ

    初代α7Cよりグリップが深くなり、指が自然に収まってホールド感が大きく向上しました。特にスナップ撮影時、小指が余ることが減り、望遠レンズ装着時も安定感が向上。ストラップを通した構え方でもバランスが良く、長時間の使用でも疲れにくい印象です。ただし、やはり重めのレンズを装着すると前かぶりになるので、小型軽量レンズとの組み合わせが最適だと感じました。

    前ダイヤル追加で操作が直感的になり、EVFも強化

    前ダイヤルが追加されたことで、シャッター速度・絞り・ISOの調整が直感的に行えるようになりました。露出補正ダイヤルをフリー化してカスタム設定を割り当てると、撮影中の環境変化にも即応可能です。慣れればボタン数には十分だと感じていたものの、多機能なシーンではカスタムボタンが更に欲しいと感じることもありました。なお、EVFの倍率は控えめですが、私には背面モニター使用がメインなので問題ありませんでした。背面モニターの最大輝度は、直射日光下では不足していると感じました。

    安心して任せられるAF

    人物・動物・鳥などの被写体を高精度に検出&追従するAF性能に感動しました。特に瞳AFの“食いつき”と粘りは秀逸で、歩きながらの撮影や不規則な動きのシーンでもしっかりと捉えてくれます。AF任せで撮ることが多い私にとって、この信頼感は最重要ポイントでした。

    写真も動画もバランス良好

    約3,300万画素の高解像度で風景の細部がくっきり描写され、RAW現像での耐性も高いと感じます。とはいえ、オートホワイトバランスは青寄りになりやすく、時に微調整が必要です。動画では、10bit 4:2:2のXAVC S-I記録やSuper35クロップでの4K60p記録が可能で、クオリティは十分。ただし4K60p時にはクロップされる点と、長時間の高温環境下では熱による制限(熱暴走)が気になる点です。

    手ブレ補正と携行性

    5軸手ブレ補正搭載で、手持ち撮影でも安定感が向上し、スマホ撮影に慣れている自分には特に恩恵を感じます。ボディ自体も小型軽量なため、旅行や街歩きでの携行が非常に楽です。常に携帯してサッと撮れる利便性は、このカメラの大きな魅力の一つです。


    まとめ

    2024年7月に人生で初めてミラーレス一眼の購入をしました。私は写真はスマホでしか撮ってこなかったですが、興味本位で本機を購入しました。今のところ満足はしています。軽量と言ってもスマホに比べれば何倍も重いので、少しでも軽いのは持ち出しのハードルが下がります。安価な機種も検討しましたが、手ブレ機能非搭載や、AFが弱いなどのデメリットは、特に初心者には影響が大きいものと感じます。また、フルサイズ機だと、スマホ写真との画質の違いがあるのは良かったです。最初の一台としては本機で良かったと思います。風景撮影が多いので、α7Rシリーズを使ってみたい気持ちがありますが、しばらくは本機でいい写真が撮れるように練習していきたいと思っています。

    α7CⅡ+FE 28-70mm F2 GM

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました